リョウコ

着想は面白い。
言葉の応酬が不自然だったのが心残り。
これがミュージカルだったら、もっと面白かったかもしれない。
小説としてはちょっと中坊くさい。

童貞を拗らせた人間の妄想を見せられているようだった

なるほど。こういう店もあるのか。
オチのみせ方が露骨すぎてすこし萎えた。

ソープの内情がリアルであるし、このような愛の形もありだとは思うが
話している部分の情景（感情的な部分）があまり伝わってこなかった

素敵やん？

風俗内の会話とは思えないほど熱い。金銭で成り立っているこの場で本気になってしまう主人公が面白い。

デカダンスな文体で、これでもかと人間の裏面を描こうとしたのではないかと思う。
二律背反の世界に、偶然出会わせた一期一会の出会いからのぶつかり合いは見物である。
でも、ぼくは嫌い。

一番長い文章が主人公の台詞で笑えた。内容と長さがうまくまとまっていたと思う。

おっきした

作品群のなかで初めて最後まで読めた。なにかしらのカタルシスは得た。
この作品を基準に他の作品を読みたい。よって５。

清々しい。
あれ、お下品？→あ、そうでもない、ロマンチックな話かも…→あれえ？→すっきり終わってよかったな。
というような印象の変遷。読みやすい。

・勢いがある
　男の思考は理解しがたいものがあると思うし、言ってることも陳腐だとは思う。
　けど、読ませる力はあるんだろうな。わりと引き込まれながら読めた。
　二度は読み返したくない類の話ではあるけど。
・新人？
　リョウコさん、新人だと掲載されていた割には数多の男を咥えこんできたような言い方するなあ……と思いました。
　その店では新人だっただけかもしれないけど、そうなんだったらそうとしておかないと矛盾に思える。
・ラストシーン
　「何か食べて帰ろうと思った～」から最後までの文がいいなあ。
　思考を文章に表して余韻を残すっていうのはやっぱり小説ならではだよね。
・もう一歩踏み込んで欲しかった
　この小説はハッピーエンドだけど、だからこそもう一歩踏み込んでみたら面白かったかもしれない。
　主人公の総括というか、まとめ的なのをさらっと残しておくのも良かったかも。
・どうしても気に入らないところ
　『――――ッ!!』←ここ
　正直、これは無いと思う。もっと他の表現無かったのかな……。

リョウコさんの怒涛のまくし立て笑いました。海外のB級映画のセリフの感じ大好きです。

ソープでゴミクズ同士罵り合う小説なのになぜか爽やかなところがよかったです。

途中展開ぶれかけたけど、なんとか最後持ち直せた感じ。
これぞザ・チャ民クオリティな作品。
最後まで読めたから、読みやすかったんだと思うので、多めに加点。

ソープ

妙に説教臭く感じました。
描写は丁寧で、臨場感あるものになっていると思います。

初めのうちは結構好きな作品だったのだけれど。
やっぱり、中盤以降の展開の持っていきかたが違和感がありますね。
初めのうちは地の文を丁寧に書いていただけに余計感じました。
地の文を書かないことで急な展開をみせたかったのなら、もう少し違う感じでやってほしかったかな、と。
オチの部分は好きでした。

リアルな話で好感持てる