ログローグの猫

読みながら、化物語みたいだなと思った。

ファンタジー色のある作品は好み。

ただ、序盤のテンポで後半まで突き進んで良かった。
構成が読みにくい。読者も引き込んでこそのファンタジー。

ファンタジーで変わった話だけど、すんなり受け入れることができました

レベル高い、発想がすごくいい。読み物として完成してる。

教訓のような部分を持つ、寓話のように感じた。
結局のところ、当人の思うほどに澄んだ心ではなかったのだと。
中々に完成された物語で、個人的には好み。

前半は窓の向こうにプッチ神父、後半は宮崎アニメの三毛猫がいるようなイメージで読んでました。
ぼくもログローグの猫に会いたい。結婚したい。

マルエッタはある程度自分の中で答えの出ていることを確認するために神父のところにいったように思った。だけど、マルエッタが聞いた噂は間違っていたために中途半端な気持ちで行ってしまい悲惨な結末になったように感じた。

こういう雰囲気、素直に好き。
恐ろしいけど、残酷すぎないところ（まだ「楽しめる」ところ）がいい。

・童話っぽい
　童話っぽくて、示唆に富んでる感を出そうとしてるのは何となく分かるんですが……。
　結局その示唆が伝わってこないっていうね。
　うーん、最初もしくは最後にもっと明確にそれを記しておいた方がいいと思う。
　自分が分かってないだけという可能性もあるが、
　どうにも肝心の伝えたいところのピントがボケてしまっている感がある。
　つまり、何がいいてえんだってばよ。
　それとも示唆なんかなくて、ただ「愛を食っちゃう猫がいるよーこわいねー」ってこと？
　それはちょっと面白くねえな。
・魅せる描写が足りない
　もっと猫が登場するシーンに筆力尽くしてほしかったと思う。
　ちなみに台詞を増やせって意味じゃなく、地の文でね。
・この設定で書くなら、「猫が食えなかった美しい愛の話」を読んでみたかっと思う。
　そっちの方が難しいだろうけど、読者を楽しませられると思う。

ログローグって何か意味があるのかしら。どこかの寓話？あとなんで猫なんだろう。浅学のため完璧には読み解けませんでした。

山猫様について微妙に理解できない部分がありました。

文章に余裕が感じられます。
改行やスペースの入れ方が独特ですが、それも物語のメルヘンチックな雰囲気に合っており、不自然には思いませんでした。

好みで言えばとても好き、と感じる作風です。
文章が柔らかで読みやすく、懺悔室のひっそりとした雰囲気が伝わるかの様でした。

絵本をイメージされているのかな、と。本当は怖い童話のような感があり、個人的には好きでした。
だからこそ文には気を使ってほしかった。
＞けれど……本当のことを言えば、わたくし上辺だけで自分を判断されるのはいや。
なぜここが、体言止め…。
この後の
＞うなじに、何かふわふわしたものが触れる感触があったかと思うと、後頭部の付け根に、鋭利な何かがブツリと刺さる感触。
ここの体言止めが非常にうまいだけに残念。

改ページが余計