幼馴染との遠近感

わはは

言い回しがラノベ。
わりと主人公の方にもレズっ気あんだろと思った。

百合補正+1

悪い意味で最近のラノベっぽい。最後に急展開をするパターンだが
途中でネタが読めてしまって興覚めしたので、
わかりやすいものとわかりにくいものでテーマやトリックをを二重化するなど
構成を検討したほうが良いように感じた。

女子しかいない高校演劇部の脚本にありがち

最後はかなり驚いた。レベル高い。

近くにありすぎて、分からない大切なものはいくらでもある。
前半のシリアスと後半のニヤニヤのギャップは良かった。
ラノベのような面白さで、個人的には好き。

主人公を男と思わせたかったということでしょうか？話の流れ的に女だと思っていたからわざとらしく思えてしまった。特に頬を叩くところで異性同士の関係ではないんじゃないかと感じていた。

・ありがち
　学校を舞台に、学生を主人公にするならそれ相応の覚悟と発想力がなければお話にならない、と自分は思うですよ。
　全体的にありがちな作品だったな。オチ、設定、表現……
　しいて特異なのはこんな痛いやり取りをしていても平常を保っていられるクラスメイト達か。
・イタい、サムい
　前半のやりとりは漫画では許容されている（のかはしらんが）小説でやるのは痛すぎる、最高に。
　あと、前半のやり取りに含まれるけど、出だしもサムいなあ。
　まず「スカートを揺らしながら」ってどんな状態？　
　自分の想像ではフラダンスみたいにずっと腰をくねらせてる女の子が浮かぶんだが。
　それから最初に「なんて事を」ってあるけど、つまり「世界は愛で満ちている！」っていうことは言ってないわけ？
　それともこれ以外にも何か言ってるって事を示してるわけ？
　違うんだったら、この表記いらないよね？　こういうクッション言葉で体裁を保とうとしてるの見ると
　逃げてんなあ～って思うわ。
・叙述トリックですらない
　ここまで性別について触れられてなかったら、その可能性に思い至ることは容易ですよ。
　もっとミスリードさせて欲しい。
・恋と愛の差別化
　この作品を「恋」ではなく「愛」がテーマであると断言できる理由がわからない。

絵里子は佐山くんに、語り手から身を引けっていうんだろうなーって思って読んでて、その通りになってしまったのでアレ？っと思いましたが、最後ギャグっぽくまとめられたので読み味はすごく良かったです。
でも絵里子の視線を追って佐山くんを見るんだったら、佐山くんとやたら目があっちゃうんじゃなかろうか。

うおおおおっ！これはツボでした、一人称は私なのに不思議と男だと思ってしまうんですよね。グッド！

コメディタッチの作品で楽しく読めました。
絵里子のぶっとんだキャラも、主人公の暴走する思考もよかったです。

10番と飛び石で隣り合っているのは運が悪かったと思います。番号順に読むと気付いてしまう人は結構いるかもしれません。
内容にはプラスαがあるともっと良かったのではないでしょうか。

叙述トリックはやっているのだろうか、ってくらい叙述トリックが多いな、ほんと。
そして初めて騙されましたよ、とorz
途中までああ、テンプレだなぁ、と思ったら、そうきますか。
やられた…。