曖昧な。

読ませる。
とても不可解な話だ。文章がうまい。

エロい展開を期待した。

・雑感
妙な説得力を持った文体だと感じた。すんなり語り手の気持ちに感情移入でき、
また語り手の心情の変化にも自然に納得させられてしまう。
実際に自分の家で、人の家のメシを勝手に食っている透明人間に出会ったとしたら、
自分なら恐らく好奇心よりも危険を感じて通報したりするだろうが、この話を読んでいる間はそんな事を考えて冷めたりはしなかった。
文体もあるが、恐らく透明人間の不思議さに起因しているのだと思う。
存在自体が不思議だが、危険性を感じさせない紳士的な言動とそれにミスマッチする
下ネタ好きな一面が、透明人間を魅力的な人物にしているのだと感じた。

そのように魅力的でありながら、突然「いないから」という理由で去ってしまう。
その「いないから」というのが正に透明人間らしいコンプレックスで、上手いと感じた。
顔もそれまでの人生もわからないながら、食事とほんのわずかな行動だけで
人に好感を抱かせる、不思議な幻影を心地よく描いた作品だと感じました。

・細かい点
カレンダーの22と23に目が合った～のくだりに、〆切に対する筆者の焦りを垣間見た気がする。

透明人間という題材から、人物の不確定さをうまく生かし、
印象が二転三転し、最終的に不気味な印象が強く残りました。
最後の反転は成功していると思います。

発想がいいなと思いました
愛が芽生えるのが早すぎるかなと思いました

なんか不思議な気持ちになる作品

曖昧な。
そう、曖昧な。
曖昧だからこそ、じんわりと伝わる言葉もある。
好きになれる文章だった。
あと、それは私のおいなりさんだ。

衝撃的な出会い方をしてしまうと、運命的なものを感じて繋がりたいと思ってしまう。そんな気持ちが表れているように感じた。

おもしれーー

最後のやりとりが好き。

午後12時という表現は誤りでは？ちょっと入り込みにくい設定。地の文が一人称で書かれているのは合っていて良かったと思う。

透明人間との遭遇、親近感。面白かったです。

出会って一緒にご飯を食べて別れるまでの数時間を書いたワンシチュエーションもので、透明人間という部分以外に特別大事件が起こるわけでもないのに、最初から最後までとても面白く読めました。
二人のやり取りや主人公の心理が丁寧に書かれていて、特異な状況にも関わらずすんなりストーリーが入ってきました。

発想も、話としても面白く、とても楽しめました。

私はこの作品が一番好きです。

ファンタジーですね。
なかなか考えられていると思いますが、もう少し何かがほしかったかな、と。
それが残念でした。

透明人間は斬新だった