そんな健二が今日に限って電話してきた。「なぁ、久しぶりに会って話さん?」
懐かしい関西弁の響きだ。元々私は高校生まで関西の神戸に住んでいた。
思わず私は嬉しさがこみ上げ携帯電話に小さく笑った。
「決まりやんな、じゃあ何時こっち戻ってこれる?俺は何時でもオッケーやで」
「じゃあ次の土曜日正午に元町にしよっか」そう言って健二の確認を取り電話を
切った。私はカレンダーにその事を書き記した。

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