6.「顛末」
 日曜日、午前中、晴天。
 傘は何処かに忘れてきてしまった。

 昨日の図書館へ
 もう一度行き、調べた。

 混濁

 クリア

 犯人は逮捕されている。

 争点は、未遂か否か。

 永い昏睡だった。

 判決は下っている。

 ならばもう出来る事はない。 

 頭痛は、もう無い。

 覚えていようが、忘れていようが、大差のないことだった。

 この空のように晴れた

 さぁ珈琲を飲みに行こう。

「黒くて熱いのが良いな。」と、空に向かって。



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